株式投資について専門的なところまで話すと、到底最後まで読みきれない長さになってしまうので、大まかに株式投資とはどんなものかがわかる程度にお話ししたいと思います。
そもそも株式が何かというところからお話しすると、株式とは「企業の価値」そして「議決権」です。
中には議決権のない株を出している会社（アルファベット等）もありますが、基本的には持っている株式の比率によって、今後の会社の方針に対して発言することができるので、半分以上の株を持つことで、その会社を支配できます。
しかし、一般人にとってここまでスケールの大きい話は関係ありません。
株を持つことによって株主総会に参加でき、経営にも参画できるのは確かですが、多くの一般投資家は、この株を持つことで利益が出るかを考えて投資します。
株に投資することによって得られる物として、先ほどあげたような株主総会の出席の権利もそうですが、配当や株主優待などがあげられます。
配当は、企業の決算のタイミングでその株式を保有していれば、株数に応じてお金という形でもらえます。
株主優待は、お金ではなく割引券や金券、その企業の製品などがもらえます。
たまにテレビなどで取り上げられますが、この配当や株主優待だけで生計を立てている方もいます。
たとえば年間配当が５％もらえる株式を１億円分保有していれば、単純計算で税引き前で年間５００万円が入ってくる計算になります。
このような、持っているだけで得られる利益をインカムゲインと呼びます。
基本的に我々が投資できる株は、取引所に上場している株式のみです。
この取引所に対してどの株をいくら買いたい、もしくは売りたいという注文を証券会社を通して発注することで株の売買が成立します。ということは、需要と供給が発生するのです。この需要と供給によって株価は決まります。
今後、株を買う人が増えるであろうと思える株に投資することで、値上がり益を得ることができます。
これをキャピタルゲインと言います。
また、信用取引という手法を用いれば、持っていない株を得ることができます。これを空売りと呼びます。
今後、株を売る人が増えるであろうと思える株を空売りすることでもキャピタルゲインを得ることができます。
株で利益をあげる方法としては上記のインカムゲイン・キャピタルゲインが挙げられます。
経済動向や企業についての分析をすることで、今後どういった会社が成長していくのかを考えながら行うのが株式投資です。
その分、他の投資先に比べて取り入れなければならない情報量がかなり多くなってしまいますが、情報を取り入れれば取り入れる程勝率が上がる投資手法なので、勤勉な方は是非株式投資を初めてみてはいかがでしょうか。
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